ヨットでは、補機と言われるエンジンですが、クルージングではエンジンに頼る乗り方になってしまいます。
夏場の風がない時でも、休みの限られた会社員は、目的地にどうしても行くためにはエンジンで押していますし、
ロングを意識したヨットにとっては主機になりつつあると思います。
中古艇を買う場合は、ヤンマーのGMエンジン以降が、部品の入手や価格、メンテの意味からも良いと思いますが
年代や平行輸入艇、処暑の事情で違ったエンジンの搭載されたものが多いのも事実です。

私の船はボルボペンタです。MD2030D、このエンジンは日本のシバウラとイギリスのパーキンスの合弁会社で製造され。
設計はシバウラです。言わば日本設計品です。
シバウラは現在ヤンマーの傘下に入っていますが、その前の過渡期のものです。
噴射ポンプやノズル等はクボタの物と同様の日本デンソー製だった。
たった4年で生産中止になっている。

出先での修理やコスト、時間を考えると
20年で部品供給が止まるボルボよりはヤンマーにしたい気持ちでいます。

新品のエンジンが良いに決まっていますが、中古艇の場合船の購入額よりエンジンが高くなることもあり、
古い船にあったバランスのとれたエンジンが良いと感じています。

中古の3ym30が一昨年から、出ていました。
実績としては、水没エンジンが30万、新古品で制作中のヨットから降ろされたものが、60万でした。
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今回、中古で65万というエンジンが出てきて、飛びつきそうになってしまいました。
このエンジンはメータパネルハーネス等は無く、ダイナモは社外品が付いているようです。
電気系統の故障交換が多く、水没エンジンですかと問いかけましたが返答無し、
以下のような回答が来て結局辞めました。
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・ダイナモ交換の件ですがエンジンの上のハッチが開いていた時があり、雨がかかり純正のダイナモは
 フアンがカバーの中にあり、隙間が
たくさんあり、そこから雨水が入って、だんだんと駄目になったと
 思い
ます。
・クランクプ-
リの件ですが回転を上げると少しオイルが飛び出す現象がでていると分かりオイルシ-ルを
 替えても止まらず原因を探るとクランクプ-
リの軸にクラックがあり交換をすると止まりました。
・計器 ハ-ネスは次のエンジンに合うとのことで外していません。
試運転用の計器とハ-ネスはエンジン
 屋さんに用いをしてもらいました。
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水没の程度で変わりますが、水没でないとツジツマの合わない説明ばかりでした。
特にクランクプーリーにクラックと有ります。硬度HRC65以上の焼き入れ鋼材にクラックを入れるためには、メタルの焼きつきが起きたことになります。
メタルを焼きつかせる原因の一番はオイルに水が混じっている、もしくはオイルが入っていない等です。
後々この価格で買って後悔したくはありません。
このエンジンの駆動時間は160時間です。オイルが燃えてなくなるはずがありません。
本来なら新品状態です。しかもヨットではなく漁船に積まれていたそうです。
それに新品のエンジンにはメータパネルもハーネスもセットで付いてきます(セットなので入らないといっても着いています)、次のエンジンで使うと言うのもふに落ちませんでした。

クランクを交換してるので、完全分解し組み付け直していると思いますが、中身がわかりません。
修理内容でその場で動いていても、後々のリスクは残ります。

新しいエンジンが理由もなく出て来るわけないと言われて、納得したのでした!!

ガッテン!!ガッテン!!ガッテン!!
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でも、3ym30AEは静かで、安定した良いエンジンです。欲しい事には変わりません。

3YM30AEが税別価格977,000円で売っていますので、中古65万+ハーネスメーターパネル13万で78万となると、差額20万になります。

この差額が後々出るであろうリスクと不安の金額となるわけです。
新品のほうが気持ちがいいねってことに・・・・・

クグッテいると同型艇でも載せ換えています。(ネットから)
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一回り大きくいっぱいの大きさです。(ネットから)
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ボルボから載せ換える場合は、エンジンベットの制作や、プロペラの交換が必要になるようです。
大手マリーナで200万、修理業者経由ですと140万です。
やはり、高いですね。


私の船には3GM30Fが一番良いのですが、中古の玉数が少なく、なかなか見つかりません
関節冷却を望むのはムリが有ります。
エンジンから温水を作っては居ないので、直接冷却の3GM30Bであれば現実的かもしれません。
同型艇です(ネットから)
oceanis320_j
エンジンベットの制作や、プロペラの回転方向が逆であったり、結構大変です。
ボルボをオーバーホールしても部品が高いので50万コース、
3GM30Bの相場は30万、ベットとプロペラ載せ換えで20万、ほぼ同額です。



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