VOLVO-PENTA MD2030D ポンプの出庫時試験 です。

リビルト専門へ依頼して復活いたしました。
自分で直した場合は調整が出来ていないので、餅屋は餅屋にというところです。


VOLVO-PENTA MD2030D 出庫時試験 2018.06

何故か、塗装は落とされていました。
エンジンにポンプとインジェクターを組み込みました。
やはり始動性は悪いままです。
しかし、エンジンがかかりさえすれば、すごく力強く、静かで白煙、黒煙も無く
水も活き良い良く出ます。
圧縮洩れが始動性を悪くしていると思われます。
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ヘッドとポンプの錆色は錆では無くて、液体ガスケットです。プロは使わないオートバックスなどで売られる耐熱200℃の汎用品です。
本来有るはずの、コンプレッションは30kですが、現状は21kそれも3気筒すべて揃っています。
揃っているのがふに落ちません。
すべての気筒が同じ劣化を起こすのは不思議です。

仮に本来のガスケットが欠落し、厚みが薄くなったとすると、バルブを押し上げる(バルブ突き)の状態です。
本来は、ヘッドを外しているのだから、規定トルクで3段締めを行った後にタペット調整をするはずですが、行われないと、今の症状になるような気がします。
週末にヘッドカバーをはぐり調整・確認行うつもりです。

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後は、バルブの虫くいかピストンのメタル破損、リングの切れ目が揃ったか、程度しか想定が出来ません。


このボルボペンタは日本製です。
日本デンソー製のポンプ、噴射ノズルが不思議でした、
調べてみると、IHIシバウラ製でこれをイギリスのパーキンスへOEMの形で合弁会社化して供給し
そこから、ボルボペンタにさらにOEM供給されています。俗に言うパススルーというシールのみ貼り替える
手法です。
国内台数は少なく、販売期間は1998年から2002年の4年弱しか売られていません。
すぐに、Dシリーズになっています。
この噴射ポンプはクボタのトラクターに使われている物によく似ています。
シバウラは、現在はヤンマーの関連になっているため、丁度過渡期にあたるエンジンのようです。
今回、の噴射ポンプ、ノズルチップも代用品があるようです。
代用のノズルチップは2800円、純正は21600円です、これを3気筒ですよ、
部品代は10倍の差が出ています。これはいくらなんでもね・・・・・・のレベルです。

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