シャフトシールの一般的なものは、スタンチューブユニットである。安全面では信頼性が高いが、内部のグリスコットンにグリスを練りこみ入れたり、ロングのあとは必ず、締め込む又はコットンを足すなどが必要であった。
シャフトが焼けて摩耗が進むので、回転時は1分1滴程度、回さない時は止まるようにチューブを締め込み調整も必要だった。
30年以上前になるが、ヨットを始めたころ知識もなく、Y26CEXTTで浜名湖から西伊豆に行き、帰ってきた時は疲れてそのまま帰り、翌週の土曜日にハッチを開けてビックリ、床板がプカプカ浮いていた。スタンチューブのグリスコットンがロングで焼けて水漏れを起こしたのであった、ビルジポンプとバケツで難なく排水はしたが、知識が無いのだから、このままでは沈むと、大変だった。

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Y30CⅡSHもスタンチューブで橘工業のテフロンのタイプを使っていた。工業用なのだが、焼けに強くヨットでも良く使われる、ヨット用は高いから、通常は3本を90度づつづらして切り口が重ならないようにして入れる、太い場合は叩いて細くして、シャフトに実際に巻いてから切断する。

グリスコットン
高級艇に付いている、PSSパックレスシステム、これで水漏れは無くなった。高くて換えられなかったのと
普段の管理は何もしないが、水に付けた時はエアー抜きが必要となる。
交換は5年毎となっているが実際には変えられないまま居るだろう。
ジャバラが敗れたら、浸水となり止めようが無くなる、ゴムだから有る程度の年数で必ず劣化する

せとと

オセアニスに付いている、ボルボペンタのシャフトシール、、これは実は優秀のようであるが、今回多少水漏れがあった。

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断面図が以下であるが、肉厚なので多少の水漏れが有ったとしても、ジャバラのような弱いものでは無さそうで安心感がある。水もれしだしたら交換とあった。
1回/500時間グリスを差すとあったが、グリスが切れてると水漏れはするは、空で回すとゴムシールはやられるはで、無知だと船を陸にあげてメンテのの時に、この構造で、無理やりスクリュウを回転させうなり音を立て、シャフトシールのパッキン部が削れて完全破損を起こす。赤の矢印部分には本来グリスが入っていなくてはならない。
水の中だと、水が潤滑して破損にならなくても陸で乾燥してれば当たり前のこと!!交換すると25ミリタイプで5万はする。

volvo seal dripless seal

グリスを入手すべく、大手のマリーナに行った、、実際にそのマリーナにも、数艇このシャフトシールの付くものがあったが、オイルの存在もどころか一度も差したことが無いそうである。
以下、の写真をネット上から拾ってこの品番で注文650円税込だったが送料が800円と釈然としない。
どうせ使うから2本注文した。

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このグリス赤の冶具を使って、ゴムを起こし隙間から入れるようだが、
ググってみると、太いストローをつぶして、隙間から入れグリスを押し込むようである。
冬場はお湯で温めないと固いグリスのようです。

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今回の水漏れはグリスを差して、様子を見てからまだ洩るようならば次回交換とするようにします。
くれぐれも、空回しして破損させることが無いように、!!

*写真はネット上のものです。

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